内閣総理大臣賞
製造・生産プロセズ部門

高強度化と大幅な小型軽量化を実現した自動車用ディファレンシャルアッシーの開発

受賞者 西浦 長生 :他6名
所属企業等 株式会社音戸工作所
所在 広島県東広島市

受賞理由

従来の「歯切り盤」の制約を克服し、高精度の冷間鍛造技術により、画期的な小型化・軽量化を実現。これによりモジュール提案が可能となり、独自性の高い付加価値領域の確立に成功。自動車分野でのモジュール化が進む中、電子部品系とは異なる金属加工分野での優位性発揮のロールモデルとなる事例。この分野における世界でのシェア拡大にも期待。

案件概要

  • ケース形状の最適化及び従来には無い世界初の独自の歯形諸元を編み出してギヤに採用することで、高強度かつ小型軽量化したディファレンシャルアッシーを商品化。
    精度の高い冷間鍛造工法や設計開発から製造までの一貫生産体制により、ギヤ課題を克服する独自歯形の開発に成功。23%の高強度化、17%の軽量化は車両の燃費改善に大きく貢献し全世界からベンチマークされているが、歯形データはブラックボックス化して競争優位を確保。
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