内閣総理大臣賞
製造・生産プロセズ部門

造核剤の活用による効率的かつ安価なアジア地域用の新型浄水システムの開発

受賞者 丸木 祐治 :他6名
所属企業等 株式会社タカギ
所在 福岡県北九州市

受賞理由

長年水ビジネスに関わるとともに、アジア(ベトナム)に工場進出したことを契機に現地の水問題の解決に取り組む。配管のさびなどによる大規模浄水システム設置の困難さ、コストの問題、現地での雇用などの新興国ゆえの社会課題を丁寧に解決。建物単位の分散型システム、独自の造核剤活用による低コスト化、システムオペレーションのための現地人材の育成を実施。

案件概要

  • 水中に含まれるヒ素など重金属を吸着除去できる造核剤をコア技術として組み込んだ、安価で小型な浄水システムを開発。
    逆浸透膜(Ro膜)等の従来技術に比べ造水コストは1/2と安価で、濾過のための電力も従来の1/2しか必要とせず、捨水が発生しないといった強みを生かし、インフラが未整備な新興国でも安全な飲料水を提供でき、QOLの向上や世界水事情の改善に貢献
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