ものづくり日本大賞受賞者

日本の優れた鉄鋼開発・生産技術と震災の多い我が国での建設ニーズとを見事にマッチングさせた事例。地震の多い我が国での高層建築需要とともに、海外の地震多発国への展開も期待。

厚鋼板の圧延から熱処理までを連続かつ高能率で行う高度な設備技術と溶接部におけるミクロ組織の微細化という冶金技術との融合により、超高層建築物の耐震安全性向上と建設コスト低減を同時に実現した建築用鋼板を開発。阪神淡路大震災での建築物の損傷事例分析等をもとに、鋼板の高強度化と鉄骨構造の超大入熱溶接部の高靱性化を両立させ、大スパン化など建築構造物の設計自由度が大幅に拡大。