内閣総理大臣賞
製造・生産プロセズ部門

液晶ディスプレイの世界的普及を支えた光学フィルムの高度生産プロセスの開発

受賞者 佐々木 格 :他6名
所属企業等 富士フイルム株式会社
所在 神奈川県南足柄市

受賞理由

溶液製膜・塗布技術を基盤技術としつつ、経済・社会情勢の変化をとらえ、液晶 ディスプレイの主要部材という新しい 用途を開拓し、ビジネスモデルの転換に成功、経営の貢献も大きい。
日本国内のみで生産するなど、我が国の高機能素材産業の目指すべき方向性を示唆。

案件概要

  • 写真フィルムで培った技術を生かし、高品質な液晶ディスプレイ用光学フィルムの高効率な生産プロセスを開発。
    タックフィルムや視野角拡大フィルムの大面積、高品質、高効率(従来比5倍の生産性)な一貫生産プロセスは、 独自の技術開発により他社の追随を許さず、全量を国内で生産しつつ、世界シェア7割、累積売上1.6兆円を達成。TVやPC等の液晶ディスプレイの世界的普及を支えた。
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