第3回受賞者

内閣総理大臣賞

耐食性を飛躍的に向上させた環境適合燃料タンク用鋼板(エココート―S)の開発
劣化したバイオディーゼル燃料や、水分を含むバイオエタノール混合燃料等の厳しい環境でも、高い耐食性を発揮する燃料タンク用の錫-亜鉛めっき鋼板を開発。サブミクロンオーダーでの微細・精緻なめっき組織制御を、従来と変わらない生産性で広範囲に亘って安定的に実現する制御技術を開発。

新日本製鐵(株)八幡製鐵所株式会社 黒崎将夫さん

受賞者の声

今回開発したエココート®-Sはめっき組織を制御することで耐食性を大幅に向上させ、今後広まるバイオ燃料にも対応できるように工夫したものです。耐食性に優れるため、板厚の薄肉化が可能で、車の軽量化に貢献でき、リサイクル性・燃料の耐透過性に優れた環境適合に配慮した製品です。国内の殆どのユーザーがエココート®-Sに切り替え中で、海外にも展開中です。これからも環境に配慮したエコプロダクトを開発していきたいと考えます。

受賞者(代表) 黒崎 将夫(代表)後藤 靖人、山口 伸一、布田 雅裕、杉山 誠司、
伊崎 輝明、水口 俊則、小山 勇昭、末木 裕治、高橋 靖雄
所属企業等
●新日本製鐵(株) 八幡製鐵所株式会社
1901年(明治34年)に官営八幡製鉄所として創業。
自動車用鋼板や鉄道用レールなどを製造する業界のリーディング企業。
【福岡県北九州市戸畑区】

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