内閣総理大臣賞
- 石炭などを原料につくられる漆喰。その耐火性や耐久性ゆえに、何千年も前から世界中で建築仕上げ材として使用されてきた歴史を持ち、我が国ではお城や土蔵などの白い塗り壁でおなじみだ。しかし、漆喰の強度を最大限に高めることには、誰も成功していなかった。そのポテンシャルに気が付いていなかった、というほうが正確かもしれない。
問題は水だ。漆喰は水を混ぜて塗るというのが常識。ところが不可欠なはずの水が、実は強度発現には邪魔な存在だったのだ。同社の開発した「ライミックス」は、原料を超高圧で成形した漆喰セラミックス。その強度、高級感ある度合いは、壁よりもむしろ床材として市場を獲得しつつある。シックハウス症候群の原因となる有害物質を吸着するなど、機能性建材としても注目される。
受賞者(代表) | 行平 信義(代表)、尾池 哲郎、乗政 全成 |
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所属企業等 |
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