内閣総理大臣賞
- 建築や産業分野などになくてはならない厚鋼板。その母材であるスラブは、溶かした鉄を鋳型に流し込み、そこからローラーではさまれた「道」を通しながら徐々に冷やす「連続鋳造法」によって生産されるのが普通だ。しかし、鋼種によってはこの過程でスラブの表面にひび割れが生じるため、これを削り取る工程が必要だった。
同社の総合技術研究所製鋼研究開発部は、不可避だとされてきたこのネックの解消に挑戦。スラブを急速に冷やした後に再加熱するSSC(Surface Structure Control Cooling)法を開発し、ひび割れの問題を解決した。スラブの検査、手入れの工程がまるごと省けるため、溶接用の高品質厚板ノリードタイムは3、4日も短縮。効率生産に大いに貢献している。
受賞者(代表) | 加藤 徹(代表)、伊藤 義起、山中 章裕、馬場 宣彰 |
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所属企業等 |
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